予防接種

インフルエンザワクチン

予防接種

インフルエンザの専門家である呼吸器内科専門医として、インフルエンザワクチン接種を積極的にお勧めしています。

インフルエンザワクチンは、インフルエンザの重症化を予防する対策の中で最も有効と考えられています。当院では3歳以上のすべての方にワクチン接種を推奨しています。より効果を高めるため、家族全員でのワクチン接種をお勧めしています。特に、乳幼児、高齢者、持病をお持ちの方、受験生などがいるご家庭では、家族全員がワクチンを接種して家庭にインフルエンザを持ち込ませないことが大切です。なお、接種後もうがいや手洗いといった予防対策も忘れずに継続しましょう。

2024/2025年シーズン価格表

3歳〜12歳
  2回接種
1回 4,000円(税込)
※診察券提示で500円引きいたします。
13歳以上・成人
  1回接種
4,000円(税込)
※診察券提示で500円引きいたします。
65歳以上
  1回接種
1,600円
(税込。市の補助利用)

※定期通院の方は次回受診日に受診と同日時の接種がご予約いただけます。受付にお申し出ください。
※13歳以上の接種のみは、火曜午後です。「ネット予約」をご利用ください。
※3~12歳以下の接種は、火曜の午後(10~12月)および定期受診時です。お電話でのご予約をお願いします。
 「接種のみの方」は、公共交通機関等での来院にご協力を切にお願い申し上げます。
 (火曜日・午後は、ワクチン接種専用となり、駐車場をご利用いただけます)

皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

安心のための工夫

当院では皆さんに安心してワクチン接種してもらえるように様々な工夫をしています。

  • 注射の針やシリンジは一人一人に使い捨てタイプ(滅菌処理済み)を使用し、感染の心配がありません。
  • 全て国産のワクチンです。副作用の際にも公費で対応が可能です。
  • 痛みを少しでも和らげるため、極細の注射針を使用しています。
インフルエンザワクチンは接種する時期が大切です

インフルエンザが流行する12月中旬頃までに接種するのが最も効果的です。ここ数年、全国的にワクチンが不足する事態が生じていますので、早めの予約をお勧めいたします。

インフルエンザワクチンは毎年接種する必要があります

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行します。その年に流行が予想されるインフルエンザウイルスのタイプに応じて、毎年夏からワクチンが製造されます。そのためインフルエンザワクチンの予防接種は毎年行う必要があります。

卵アレルギーがある方にも接種ができます

以前はワクチンの製造過程で卵白成分が使用されていたことから、卵アレルギーがあると接種できないといわれていました。しかしながら、2011年にACIP(米国予防接種諮問委員会)より、じんま疹が出る程度の卵アレルギーでは問題なく安全に接種が可能と明言されました。2016年には「重症の卵アレルギーのある人もアレルギー対応ができる医療機関であれば接種が可能」と適応が拡大されました。当院はアレルギー専門医が在籍するクリニックであり、卵アレルギーのある方でもインフルエンザワクチン接種が可能な医療機関となります。

インフルエンザ予防接種には市の助成があります

インフルエンザ予防接種のネット予約はこちらから

肺炎球菌ワクチン

肺炎の専門家である呼吸器内科専門医として、肺炎球菌ワクチンの接種を積極的にお勧めしています。 肺炎を発症させる病原体(細菌やウイルスなど)は様々あります。その中でも成人が発症する肺炎の原因菌として最も多い(20~40%)のが肺炎球菌です。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎の発症予防が期待できるほか、万一感染したとしても軽症で済むようになることが期待できます。

肺炎球菌ワクチンには2種類あることをご存知ですか?

肺炎球菌には「ニューモバックス」と「プレベナー」という2種類の肺炎球菌ワクチンがあります。

ニューモバックス
5年に1回の定期接種となり、最初の1回については公費での助成が受けられます。
プレベナー
生涯で1回の接種となります。プレベナーには助成がありませんが、肺炎球菌による肺炎を防ぐ効果はこちらの方が高いことが知られています。

それぞれ異なる特徴をもった肺炎球菌ワクチンとなりますが、2つのワクチンが存在するため、どのように接種するのが効果的なのかよく知らない医師も多くおります。当院では、肺炎の専門家である呼吸器内科専門医として、助成もうまく使いながら2種類のワクチンを併用した肺炎予防策を提案しています。

肺炎が原因で死亡される方の95%以上が65歳以上の高齢者です

下記のいずれかに当てはまる方は肺炎球菌ワクチンの接種をご検討ください

  • 65歳以上の高齢者:2023年度までは、65歳から5歳毎に初回のみ定期接種の対象となります。(2023年度以降は、65歳になる年度に定期接種として1回接種できる見込み)
  • 以下の基礎疾患のある方:心臓や呼吸器の慢性疾患、腎不全、肝機能障害、糖尿病、慢性髄液漏など
  • 免疫抑制作用がある治療が予定されている患者さん
  • 脾臓を摘出した患者さん
  • 脾機能不全(鎌状赤血球など)の患者さん

価格表

肺炎球菌
(ニューモバックス)
8,000円(税別)*
肺炎球菌
(プレベナー)
11,000円(税別)

*公費助成で自己負担金 4,500円となります。